六甲道こころ整体整骨院の神保です。
「痛いってしんどいわぁ」「痛いのが嫌です」とよく聞きます。
確かに痛いって良い気分にならないので嫌ですよね。そのことに関してはかなり共感できます。
ただ、一概に悪いと表すのが出来ないものだとも考えています。
何故そのように考えるのかを少しお話させていただきます。
痛みは「痛覚」と呼ばれる体の五感の一つが刺激に反応したものを表します。
わざわざ五感の一つに含まれ「五感」とされているのですからかなり重要なものだといえるのではないでしょうか?
他の五感は「触覚」「視覚」「聴覚」「味覚」です。
痛覚はこれらと同列に並べられているのです。
確かに他の4つの感覚は生きるのに必要な感じがしますし、ないと困りますよね。
痛みに関しては嫌なイメージが強く、無くなってほしいと感じる人は多いでしょう。
でも、五感を提議した人たちは生きるために必要だと考えてこの5つを述べていますし、人間の進化で失われなかった感覚なんです。
では、何で痛覚は必要なんでしょうか?
人間が生きるために必要な能力を考えてみてください。
生活力、危機管理能力など挙げだすとかなりいろいろありそうですが、ここで注目していただきたいのは危機管理能力です。
危機管理能力は自身の命を守るために働く能力で危ないことから避けるために働きます。
では、皆さんが危険を避けるときとは何でしょうか?
例えば、カッターの刃に当たりそうになったとします。当たる前であれば痛いから嫌だと思い避けますよね。
当たってしまっても痛みを感じてそれ以上酷くならないように注意しますよね。
このように痛みを感じたくないため、逃避行動をとって痛みから遠ざかることで命の危険から回避しています。
また、新たなことを経験するときにも痛覚が関連してくることがあります。
先ほど例に挙げたカッターの刃についてもそうですが、過去に痛みを覚えたからそれを避けようとしたり、ならないように努めたりします。
例えば、体が固いから運動したときに痛みを感じたとします。
ではそうならないようにするためにはどうでしょうか?
日々ストレッチをしたり、運動習慣をつけて体を動かしたりして体の柔軟性を身に付け、体が固いことからくる痛みを起こさないようにしますよね。
上記で挙げた内容は負の感情を感じたくないことや嫌なことをしたくないために行動していると考えます。
でも、見方を少し変えるとその行動が体にとっては良いことに繋がっているのではないでしょうか?
昔の経験からもうそうなりたくないと感じたからこそそういった状態にならないために行動すると思います。
健康であるためにも痛みをしっかりと感じられることは重要ですし、痛みをしっかりと感じられるように普段から体を整えておく努力は必要ではないでしょうか?
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